こんな悩みを解決できる記事になっています!
楽天S&P500とeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は共にS&P500に投資する商品です。

しかし名前を見ただけでは違いが分かりません……
私はすでにeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)をNISAのつみたて投資枠で購入しているので、楽天S&P500の良さも不安な点も分かるようになりました。
そこでこの記事では楽天S&P500とeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の違いを解説しつつ、どんな人が楽天S&P500とeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)に向いてるかをお伝えします。
比較するポイントをうまく押さえてS&P500インデックスファンドによる資産運用を始めましょう。
どちらにしようか迷った場合の両方購入という方法も解説します。


楽天S&P500とeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の違い
楽天S&P500とeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の違いを以下の7点で解説します。
ファンドの概要
楽天S&P500 インデックスファンド | eMAXIS Slim 米国株式 (S&P500) | |
運用会社 | 楽天投信投資顧問株式会社 | 三菱UFJアセットマネジメント |
設定日(ファンド設立日) | 2023年10月27日 | 2018年7月3日 |
純資産総額(ファンド規模) | 4,135億円 | 6兆5154億円 |
ベンチマーク(連動対象) | S&P500指数 (円換算ベース) | S&P500指数 (配当込み、円換算ベース) |
決算日 | 7月15日 | 4月25日 |
分配金 | 収益分配方針に基づき分配 (再投資型も選択可) | なし(自動再投資) |
規模が大きいのはeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
ファンド設立日は5年ほど違い、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の方が運用歴が長いです。



注目されている楽天S&P500の運用はまだ始まったばかり。
ファンドの規模も楽天S&P500よりもeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の方が16倍くらい大きくなっています。
規模が大きくなると
- ファンド解散(繰上げ償還といいます)の可能性が少ないので安全性が高まる
- 1口あたりのコストが削減されるので投資家の利益がその分増加する
というメリットがあります。
楽天S&P500は分配金受取型も選択可
もう一つ注目すべきはベンチマーク(連動を目指す指数)です。
楽天S&P500のベンチマークは配当込みではないので投資家は分配金の受け取りが一応可能。
一方eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は投資家が分配金を受け取らず自動で再投資。
すると楽天S&P500よりeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の方がリターンが高くなる可能性があります。



理由は複利の効果!
下の図のように分配金を受け取らずファンド内で再投資するので利益が膨らみやすいのです。


NISAでの運用ならば限度額は元本部分にかかるだけなので、再投資の方が値上がり益非課税の恩恵を最大限受けられます。
ただ楽天S&P500も分配金再投資コースに設定可能です。
というかNISAのつみたて投資枠は分配金再投資商品しかありません。
そして楽天S&P500は分配金支払いの実績は今のところないです。



楽天S&P500は分配金を仕組み上は受け取れるんだなあくらいの理解で大丈夫!
なのでつみたて投資枠で楽天S&P500に投資する人は分配金再投資を選べば、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)とほぼ同様の利回りになります。
投資先
次は投資先を見ていきます。
楽天S&P500 インデックスファンド | eMAXIS Slim 米国株式 (S&P500) | |
---|---|---|
投資国 | 米国 100% | 米国 100% |
資産構成 | 株式:94.5% 投資信託証券:2.8% 短期金融資産等:2.8% | 株式100% ・現物:97.3% ・先物:2.7% |
組入上位10銘柄 (銘柄・業種・比率) | APPLE INC(情報技術)6.6% NVIDIA CORP(情報技術)6.2% MICROSOFT CORP(情報技術)5.9% AMAZON COM INC(一般消費財・サービス)3.6% iShares Core S&P 500 ETF(その他)2.8% META PLATFORMS INC(コミュニケーション・サービス)2.3% ALPHABET INC(コミュニケーション・サービス)1.8% TESLA INC(一般消費財・サービス)1.7% BERKSHIRE HATHAWAY INC(金融)1.6% ALPHABET INC(コミュニケーション・サービス)1.5% | APPLE INC(米国:テクノロジ・ハードウェア・機器)6.9% NVIDIA CORP(米国:半導体・半導体製造装置)6.4% MICROSOFT CORP(米国:ソフトウェア・サービス)6.0% AMAZON.COM INC(米国:般消費財・サービス流通・小売り)3.7% META PLATFORMS INC-CLASS A(米国:メディア・娯楽)2.4% ALPHABET INC-CL A(米国:メディア・娯楽)1.9% TESLA INC(米国:自動車・自動車部品)1.8% BERKSHIRE HATHAWAY INC-CL B(米国:金融サービス)1.7% ALPHABET INC-CL C(米国:メディア・娯楽)1.6% BROADCOM INC(米国:半導体・半導体製造装置)1.4% |



組入上位銘柄の企業は正直大差がないと思います……
一番大きな違いは楽天S&P500が株式以外にもETF(上場投資信託)と株価指数先物取引に投資している点です。


一方eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は株式の現物と先物のみ。


これらの運用方針の意図は目論見書などには記載がありませんので推測してみます。
どちらも収益目的で先物を取引
先物は少しでもパフォーマンスを上げるためにやっている感じだと思います。
今回比較には登場しない「SBI・V・S&P500」は先物取引がアクティブリスクを取ることだと考えて先物取引をしていません。
なので「SBI・V・S&P500」から見ると、楽天S&P500とeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)はインデックスファンドでありながら少しアクティブファンドみたいな運用をしていることになります。
楽天S&P500はコスト削減目的のETF
楽天S&P500のETFはブラックロックが提供している「iShares Core S&P 500 ETF」です。
「iShares Core S&P 500 ETF」といえば低コストの米国ETFとして有名。
バンガードの「Vanguard・S&P500 ETF」と同じく経費率が低いです。
であれば楽天S&P500がETFを取引しているのは、運用・管理にかかる費用を抑えて効率性を上げる目的だと思われます。
コスト
コストには様々ありますが重要なのは信託報酬と隠れコストを考慮に入れた総経費率です。


(運用管理費用)信託報酬
- ファンド保有期間中の費用
- 保有額に応じて毎日支払う


隠れコスト
- 管理業務費
- 資料作成費用
- 指数の使用料
- 書類の印刷費用


総経費率
総経費率=(信託報酬+隠れコスト)/純資産総額
楽天S&P500 インデックスファンド | eMAXIS Slim 米国株式 (S&P500) | |
---|---|---|
購入時手数料 | なし | なし |
信託報酬 | 0.077% | 0.09372% |
総経費率 | 0.09% | 0.10% |
信託報酬と総経費率で見ると楽天S&P500の方が優秀。
しかし2025年1月よりeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の信託報酬が0.08140%以下に引き下げられます。
よってコスト面では両者が拮抗することになりました!
ただ拮抗と言っても、激しいコスト削減競争のおかげで以下のように両ファンドはすでに低水準です。
ファンド名 | 信託報酬 | 資産100万円の年間コスト | 1日のコスト |
---|---|---|---|
楽天S&P500 | 0.077% | 770円 | 2.1円 |
eMAXIS Slim 米国株式 | 0.08140% | 814円 | 2.2円 |



eMAXIS Slimの引き下げに対抗してどうせ楽天も手数料を下げるかなと……
「コストで見るとどっちが上か?」という問題は細かすぎる領域に入っています。
運用成績
運用成績はトータルリターンとトラッキングエラーで見ていきます。
トータルリターン
一定期間にどれだけ値上がりもしくは値下がりしたかを表す数字がトータルリターンです。
楽天S&P500とeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)はまだ設立から日が浅いので1年分と5年分となります。
楽天S&P500 インデックスファンド | eMAXIS Slim 米国株式 (S&P500) | |
---|---|---|
6ヶ月 | 13.19% | 13.19% |
1年 | 40.45% | 40.42% |
3年 | – | 21.67% |
5年 | – | 22.91% |
今のところ両者のリターンは同じくらいです。
ただデータが少ないのでもう一つの指標トラッキングエラーも見てみます。
トラッキングエラー
トラッキングエラーとは連動対象のベンチマークとファンドの間の微妙なズレのこと。
運用のうまい下手が現れる重要な指標です!


トラッキングエラーは小さければ小さいほど優秀です。
楽天S&P500 インデックスファンド | eMAXIS Slim 米国株式 (S&P500) | |
---|---|---|
6ヶ月 | 3.27 | 3.29 |
1年 | 2.96 | 2.96 |
3年 | – | 3.29 |
5年 | – | 4.21 |
トラッキングエラーは楽天S&P500とeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)共に小さく同じくらいの値。



むしろベンチマークより上回ってるのはアクティブリスクを取った成果かもしれません。
ともかく楽天S&P500もeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)も上手くベンチマークに連動するように運用されています。
ポイント還元率
毎月の投資信託の残高に応じてもらえるポイントの還元率は以下の通りです。
楽天S&P500 インデックスファンド | eMAXIS Slim 米国株式 (S&P500) | |
---|---|---|
ポイント還元率 | 0.028%(楽天ポイント) | 0.0326(SBI証券の投信マイレージ) |
楽天S&P500は0.028%。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)はSBI証券だと0.0326%が付与されます。
しかしeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は楽天証券だとポイントなし。
とはいえ両者の差はたったの0.0046%。



10万円で4円です。
決定的な違いではないかと思います。
そしてポイント制度の変更を前提とするとポイント有り無しは投資信託購入の決め手にはなりません。



私はSBI証券でeMAXIS Slimを運用していますがマイレージを把握していません……
クレカ積立によるポイントの方がインパクトは大きいです!
ただ20年30年の長期間で考えると数千円以上の差はあります。
ポイントにおいてはSBI証券でeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)を買った方が得をする状況です。
購入できる証券会社
楽天S&P500 インデックスファンド | eMAXIS Slim 米国株式 (S&P500) | |
---|---|---|
購入可能証券会社 | 楽天証券のみ | 大手ネット証券 |
楽天S&P500は楽天証券でしか買えません。
楽天S&P500に投資したい人は自動的に楽天証券での購入となります。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)を買える大手ネット証券はSBI証券・楽天証券・マネックス証券などです。
NISAやiDeCoで買えるか
楽天S&P500 インデックスファンド | eMAXIS Slim 米国株式 (S&P500) | |
---|---|---|
つみたて投資枠 | 購入可能(楽天証券のみ) | 購入可能(大手ネット証券) |
成長投資枠 | 購入可能(楽天証券のみ) | 購入可能(大手ネット証券) |
iDeCo | 購入可能(楽天証券のみ) | 購入可能(楽天証券は購入不可) |
楽天S&P500はNISAのつみたて投資枠・成長投資枠・iDeCoいずれも楽天証券でのみ購入可能です。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)もNISAのつみたて投資枠・成長投資枠・iDeCoすべての制度で購入できます。
しかしiDeCoではeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は楽天証券で購入できません。



iDeCoは各社で商品を限定して数を絞っています。なのでS&P500連動ファンドは楽天証券もSBI証券も一つずつしかありません。
iDeCoでeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)を買うにはSBI証券、マネックス証券、松井証券、auアセットマネジメントなどを選ぶ必要があります。
楽天S&P500とeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の比較ポイント
楽天S&P500とeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の比較ポイントをまとめておきます。
純資産総額
ファンドの規模を表す純資産総額は高い方が安定した運用を期待できます。
純資産総額は楽天S&P500よりもeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の方が大きいです。



純資産総額が大きいということは人気が高い証拠でもあります。
実績
信頼できる実績があると投資の決め手になります。
ファンド運用歴は楽天S&P500よりもeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の方が5年くらい先輩。
その分実績の面ではeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の方が上です。



ファンドの規模が拡大して実績も出てくると投資判断のための情報にアクセスしやすくことも見逃せません。
コスト
コストが安い方が優良な投資信託です。
投資先進国の米国では総経費率が0.03%のS&P500連動ETFもあります。



ちなみにeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の総経費率は0.10%です。
まだまだ下がる余地はありそうな気もします。
同じS&P500連動ファンドなのにやたらコストが高い商品に投資したら利益を取り損ねます。
信託報酬で見ると楽天S&P500の方が優秀。
ただ今までもそうでしたが、コスト面において両者は今後も抜きつ抜かれつのデッドヒートを繰り返しそうです。
トータルリターン
同じ指数S&P500と連動を目指す投資信託であっても、運用のうまい下手によってリターンに差が出てきます。
総経費率にすら含まれない費用を考慮してトータルリターンで見極めましょう。
トータルリターンでは楽天S&P500の方が少しだけ上です。
ただ楽天S&P500はまだ新しい投資信託なので、コストとトータルリターンはこれからも注視する必要があります。


楽天S&P500とeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)に向いてる人
楽天・S&P500に向いてる人 | eMAXIS Slim 米国株式に向いてる人 |
---|---|
楽天ユーザーの人 楽天ポイントを貯めたい人 コストを低く抑えたい人 これからの運用成績に期待したい人 日経新聞を無料で読みたい人 | 安全性を高めたい人 運用実績を重視する人 人気の波に乗りたい人 楽天ユーザーではない人 楽天証券以外でNISA口座を開設したい人 |
楽天S&P500に向いてる人
楽天S&P500は楽天ユーザーにおすすめです。
楽天カードによるクレカ積立によりポイントが貯まるからです。



楽天アカウントでポイントを管理できて便利。
信託報酬はeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)より低いので、コストをとにかく抑えたいという人にも向いてます。
楽天S&P500はまだ歴史が浅い投資信託ですが、楽天証券の投資信託買付ランキングでも3位です。


今後のさらなる成長に期待したい方は楽天S&P500が向いてると言えます。



楽天証券のユーザーは日経新聞を無料で読めるようになります。
以外に知らない人もいるので付け加えておきました。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)に向いてる人
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は投資における安全性と運用実績を重視する人に向いてます。
なぜならばeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は楽天S&P500よりも純資産総額が大きく運用実績が長いからです。
さらにeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は投資信託全体の買付ランキング1位!


人気の波に乗りたい人にはeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)が断然おすすめ。



コストの微妙な差よりとにかく実績という人向き。
またクレカ積立はSBI証券ならば三井住友カードで可能です。
楽天経済圏で生活していないのであれば楽天S&P500にこだわる必要はありません。
楽天S&P500とeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)に関するよくある質問6つ
楽天S&P500とeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)で迷ったらどうすればいい?
どちらを買えばいいか迷ったらとりあえず両方買えばいいと思います。
なぜならば迷っている時間がもったいないから。
S&P500は15年保有で元本割れは起きていません。


投資期間が短いとせっかくの資産を減らすことになります。
長期投資によりリスクは分散可能。
NISAのつみたて投資枠でコツコツ積立てていくならなおさら早い方がいいです。



特に楽天S&P500はまだ実績が少なく未知数のファンド。
であるならば、まずは少額(100円とか1,000円でも可)で両方買い始めましょう。
するとご自身の好みやそれぞれの投資信託に対しての理解が進んでいきます。
その後どちらかを最終決定して増額すればいいのです。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)から乗り換えた方がいいの?
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)に投資しているのであればそのままでいいと思います。
すでにeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)を買っている人の中には、楽天S&P500に乗り換えた方がいいのか迷っている人もいるはず。



目移りするのもしょうがないです。
しかしeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は
- 米国ETF並みの規模
- 5年間の確かな実績
- 他社の動向を見てコストを下げてきた経緯
- 楽天証券以外でも購入できる強み
があることを考えると乗り換える必要はないと感じます。
楽天ヘビーユーザーでなければ楽天S&P500に乗り換えるほどの理由はありません。
楽天S&P500とeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)にデメリットはある?
楽天S&P500のデメリットはまだ実績が少なく未知数であることです。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)のデメリットは信託報酬が最安ではないこと。
投資対象国が米国だけなので米国企業の経済が悪くなったときのリスクや為替リスクはどちらも同じです。
S&P500への投資リスクは別記事で詳しく解説しています。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)に分配金がない理由は?
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)に分配金がない理由は、
- 投資効率を最大化
- 資産の成長を優先
するためです。



分配金は株でいう配当金です。
交付目論見書(投資信託説明書)にも次のような記載があります。
分配金額の決定にあたっては、信託財産の成長を優先し、原則として分配を抑制する方針とします。(引用:三菱UFJアセットマネジメント株式会社)
分配金は投資信託の財産から支払われます。
つまり支払った分配金の分だけ資産が減るので投資信託の価値が下がるのです。
複利の効果も減少するので投資効率は悪くなります。


分配金を支払わない方が効率的な資産運用が可能という理由で、今のところeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)には分配金の支払いがありません。
楽天S&P500とeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は投資信託ですかETFですか?
ETFではなくどちらも投資信託です。
投資信託とETFの違いは以下の通りです。
投資信託 | ETF | |
---|---|---|
上場・非上場 | 非上場 | 上場 |
取引価格 | 1日1回算出される基準価額 | 市場のリアルタイム価格 |
取引可能時間 | 販売会社が決める時間 | 証券取引所立会時間 |
発注方法 | 成行/指値はできない | 成行/指値ができる |
証券取引所に非上場か上場かの違いで全く性質が異なります。
楽天S&P500とeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は投資信託なので
- 非上場
- 価格は1日1回算出
- 販売会社設定の取引時間
- 売買の価格は設定できない
などの同じ特徴があります。
こちらの記事も参考にしてください。
楽天S&P500とeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)以外のおすすめS&P500連動インデックスファンドは?
国内の投資信託ではSBIアセットマネジメントの「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」です。
世界最大級の資産運用会社バンガードが運用する「バンガード・S&P500 ETF(VOO)」が投資対象。



VOOの純資産総額は約88兆円!
eMAXIS Slim 米国株式は6.5億円……
実質そのVOOに低コストで投資できるのが特徴です。
また直接「バンガード・S&P500 ETF(VOO)」に投資するのもありです。
VOOの経費率は驚異の0.03%。
ただVOOは最低投資金額が上がっており約9万円です。
米国ETFは確定申告の必要もあるので覚えておきましょう。


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